当たり前の有り難み

歴史的寒波により、この数日、日本全体が雪国になりました。
九州での吹雪なんて珍しいから、いつも静かなお婆ちゃん達だって感嘆の声をあげたり、目を丸くしたりして、いい刺激というもの。

私たちにとっても。
凍結した道の怖さ、交通麻痺・渋滞、断水、寒さ…自然は裏を返せば、恐ろしいものだと感じたはずです。
そして、私たちは思っている以上の意識下で資源が当たり前にあることに頼っています。

凍結した水道管が破裂して、断水が続いている地域もあります。
心がけているはずなのに、つい出ない水道の蛇口を回してしまう。それくらいいつも無意識に水を使っていて、それくらい私たちの周りにはいつも水が溢れているということ。

日本には森林資源が豊富にあります。
また日本は雨が多く降る気候です。
そのお陰で山は保水力を保ち、豊かな水資源となります。
世界では、森林がない国も、水が得れない国もあります。それでも水は人にとって必要不可欠なものです。
人はこうした時、不便さや大変さを感じた分、与えられた恵みやその有難さに気付くものです。
雪景色からのメッセージを忘れずに、今ある資源を大切に使わせていただきたいと思います。 

 

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