世代を超えて
どうせ建てるなら、短命の家よりも長く持つ家がいいと思います。「長く持つ家」どれくらい長く?
100年〜130年持つ欧米の住宅に比べ、日本の住宅はというと僅か30年と短命です。しかし、一方で古民家のようにすでに100年も経過した日本の住宅があるのも確かです。
今、やっと「長寿命住宅」と謳われる家を各メーカーや工務店でも建てるようになりました。やはり長持ちする家の方がいいもの。
しかし、建てて100年頃に住むのは多分私たちではありません。長く持つ家を建てるということは、先々子や孫の世代に受け継がれるということです。
長持ちする家づくりというのは、長寿命の「家」だけでは長持ちするとは言えないのだと思います。古民家のように長く持っている家を見てください。そこには、家と世代を越えた家族が共にあります。それはとても温かく憧れるものです。