秋の七草

しばしば秋に酔ってます。

今日は、あるおばあさんが教えてくれたお話。

「ねぇ山城さん!」って呼び止められると、なぜだか楽しそうに「秋の七草言える?」って…
私の興味を知ってるんだから。

萩 はぎ
尾花 おばな
桔梗 ききょう
撫子 なでしこ
葛 くず
藤袴 ふじばかま
女郎花 おみなえし

もちろん教えてもらいましたが。

春の七草は、七草粥にするなど食を楽しむ、そして身体を労わること 。
に対して、
秋の七草はというと、特に何としないが、春の七草に比べ、可憐な花を咲かせたり、面白い格好をしていたり、目で見て楽しむ、すなわち心を労わること。
とされてるんじゃないかと思います。

季節の変わり目は、体や心を痛めやすい時期ですから。

秋は正に感じるものがたくさんあるから、必然なんだろう。
読書もスポーツも食欲も秋が持っていく。

さて七草、いつから言い始められたと思いますか?

「源氏物語のころからずっとよ」

14世紀の南北朝時代、源氏物語注釈書の中で七草のことが記載してあるそうだ。

どれだけ繋いできたんだろう。

そして今でも変わらない四季がそこにあったこと。
今と昔が重なってくる。。。

私たちも今その継承を続けているではないか。
「尾花ってね、薄(すすき)のことよ」

私の好みもお分かりで! 

 

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