思い出

廃校となってしまう母校。

私たちが通っていた頃と大きく変わりないのだけど、年々卒業生達が残して行く足跡が増えるほどに、私たちのあの頃より校舎はカラフルに彩られていた。

 
 またあの頃からずっとある食堂の絵は、今もまだそこにあるのだけど、周りがカラフルになるほどに、色褪せてもいた。

 
 小学生の私たちは、もう大人だ。

育くんでくれたものがなくなるのは、なんとも言えない切ない気持ちになる。

家だってそうだ。
当たり前にそこあったから。

…やっぱり、想いは繋いで行きたいと思う。

  

前の記事

次の世代のために

次の記事

木の家のお話