おかしなお話

どうもおかしな話です(´・_・`)

日本は、世界で第3位の森林保有国だということをご存知ですか?

意外に知らない方が多かったりします。

フィンランド、スウェーデンに続いて国土の約68.5%を森林が占めている国なんですよ。

日本は、自然豊かな国なんです。

しかし世界的に見てみると、森林の破壊は進んでいます。

そのスピードは、年間で日本の国土の1/3程度の面積(約1200万ha)の森林が失われています。

3年で日本から森林が消えると思うと、なんと恐ろしいことでしょう…

では、

日本の木材自給率はどれくらいかご存知ですか?

同じく森林保有国のフィンランドは126%、スウェーデンは139%です。当たり前と言えます。
それに続く日本はと言えば…なんと27.8%なんです。

木材需要の多くを輸入に頼っているんです。

おかしな話です。

世界でも有数の森林保有国でありながら、輸入材で家を建てるんです。世界では、森林破壊が深刻なのに。

湿気の多い日本の風土に、乾燥した国で育った木で家を建てるんです。その家が長く持つとは思えないのに。

安価な輸入木材の増加で、林業は衰退し、間伐や間引きがされないまま放置林が増えています。

こんなに木があるのに、林業家が生きられない。おかしいです。

間引きされない森林は、木々が密生し、日が当たらず、保水力がなくなり、土砂災害を引き起こしたりします。

伐採時期を迎えた人工林は、伐採されないまま花粉を飛ばし続けています。

空き家が年々増加しているというのに、輸入された木材で新築住宅が短期間にどんどん建っていく。

まったくおかしな話です。

少し立ち止まって、考えてみてください。IMG_5429.JPG

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