家族の大黒柱

昔ながらに「大黒柱」とは、家の構造材を指す言葉と、家の主を指す言葉とあります。

家の大黒柱が、どの柱であるかわかりますか?
柱を見渡して、他よりも少し大きい柱であったりします。
だけどもし、同じくらい大きい柱が他にもあったら、どちらが大黒柱なのでしょう?
人ではどうでしょうか?より大きい人が家の主になるのでしょうか?
うーん…
人で言う「大黒柱」とは、家族を支える人だと思います。
その人を中心に、家族が生活をしています。
もし、大きな柱が二つ以上あるなら、より中心にある柱が大黒柱と考えられるようです。
そして、その柱を囲んで、各生活空間があります。
家を建てる時も、中心から建て始めます。
大黒柱は、家族を支える人のように、構造材として家を支える大きな柱です。
なので、しっかり下から上まで通っていないといけません。大きくても、途中で途切れている首のない柱は大黒柱ではない。 
 中心で、この家を支えるのが「大黒柱」なのです。

今、多く使われているプレカット材の家は、特に建てる順番はなく、大黒柱自体が見当たらない場合もあります。
家族においても、昔のような「威厳ある父」や「決定権は父にある」とか「亭主関白」のような姿は見られなくなってきたように思います。

不思議ですね。家と家族は、在り方が似ている。。。

次の記事

アットホームに