お祓い

またひとつ、古民家が解体されます。


解体の作業に入る前に、この家の神様にご挨拶を。

静けさの中で、主人を無くした家は、訪れた私たちを久しぶりの来客のように笑顔で迎えてくれているようでした。

広い家の中には、たくさんの器や食器が残されており、かつての賑わいを彷彿させます。

「子供ん頃、よう遊びに来よったけん」と近くの方もお祓いに立ち会ってくださいました。

ここにあるどれをとっても、思い出の言葉が出てきます。。。



明治、大正、昭和へと確かな足跡

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昔の人は、よく日付けを記したものだなぁと気になります。

どういう思いで書き記したのかわからないけど、時が経ったからこそ今発揮している。

時が経っていつか何かの役に立つかもわからない。そうだとしたら、今に向けて贈られた気遣い?優しさ?先人がそこから笑っているようです。

この方達にも、お礼を込めて、感謝を込めて。

神様にご報告をし、これから行う作業の安全をお祈りし、お祓いしていただきました。
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この家の歴史を刻んだ古材は、また新たな生きる道を歩みます。

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