永遠の森
100年前、元は荒地だった場所に、人の手によって作られた明治神宮の森。
全部、植えられたんですよ!
放っておいて、自然に更新してゆく、永遠の森をつくったんです。
自然に世代交代できる常緑広葉樹の森。
150年かけて永遠に続く自然の森を造るという壮大なプロジェクトでした。。
その成果が、100年たって今、確認されました。(H25年の鎮座百年記念明治神宮境内総合調査)
そこには、思い描いていた通りの森があり、そこに住む生物達には数多くの絶滅危惧種や、都会には珍しい生き物が当たり前のように生息していて、日本新発見の昆虫(ジングウウスマルヒメバチと命名)までもが報告された。
ここは大都会のまん中です。(*^^*)
ここに『日本』がある。
当然、森を造った人も、それを考えた人もこの世にはいらっしゃいません。
その浪漫や希望を考えると、私はなんともいえない感動を覚えます。
私の心を捉えたのは、その枯葉や落ち葉なども森に返すというところ。
唯一、人の手が加わるところです。
自然の上で、要らないものなんてないんだな。
落葉も棄てずに森に返すことで、本来の循環を妨げることなく、森の栄養になるのだ。
これも、毎日守って、想いを繋いできたからこそだ。
これから100年先に向けて、私たちにできること…未来の子どもたちの為に。