未だ見ぬ人
朝から電話がなりました。
会話をするのは2度目です。
会ったこともないけれど、親しみを感じる人なんです。
語尾が少し掠れるような、どこか無邪気さと純粋さを感じる声。
一生懸命に話す想い。
彼女は、4世代が同居する家に住んでいます。
お風呂は今でも蒔きを焼べて入ります。
もちろん台所は土間ですし、昔ながらの家長制度が残っています。
そこへ嫁いだ彼女は、その大変さに毎日奮闘しています。
そういった住まい方をされている方はもう稀になりました。
この大変さをわかってくれる人がなかなかいない。仲間が欲しい。
そういって彼女は、電話をかけてきました。
だけど、
愚痴をこぼしたいのではなく、この生活を好きになれる話がしたい。
大変だけど、守っていきたい、続けていきたい想いがある。
そういう想いで『住育』と出会ったのです。
私も、しっかり学びたいと思います。